対談シリーズ その② 2台のクロイツェルピアノKE-600

 

KE-600①「俺たちクロイツェルピアノって、存在そのものが結構レアなのに、今、よりによって中古の同じ型が2台同じ店にあるなんて奇遇だね」

KE-600②「そうだな、ドイツっぽい名前してるからドイツもんと間違われること多いだろ? れっきとした日本製なんだけどな。当時ヤマハやカワイに対抗して、いい材料使って職人が手造り生産してたんだよな、、、価格も倍近くしてたもんな、ま、会社が小さかったから少量生産しかできないって言ってしまえばそうだけど。でも、一台一台に職人の魂が込められてたよな」

KE-600①「当時のクロイツェルの社長がな、ここの先代と同級生で、そんなつながりもあったみたい、、、良いピアノ造るにはどうしたらよいか、お互いしょっちゅう語り合ってたらしいよ」

KE-600②「自分で言うのもなんだけど、見た目もイケてると思うんだけどな。。。リビングはもちろん、和室に置かれてもしっくりくる色合いでさ」

KE-600①「日本のピアノ製造業が随分衰退しちまったいま、かつて日本でこんないい楽器造ってたんだぜってこと、俺たちは後世に知らしめていかなくちゃいかんな」

KE-600②「お前ちょっと大袈裟だけど、俺たちどうせいつかは別々のお宅に行くんだろうから、そこで綺麗な響きを末永く味わってもらいたいな。2台あるなんてこと初めてだから、お客様には早く見てもらいたいな」

KE-600①「俺の方がいい個体だしな」

KE-600②「いや俺!」

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