修理完成、、、ロシア製ピアノ

 

先日ご紹介させていただいたロシア製ピアノの修理調整が出来上がりました。
まさに想像と期待をしていた通り、、、この独特な芸術的な響きは涙ものです、、、大袈裟ですけどホントです。
まあ自己満足の世界かもしれませんが、自分の店だから好きなこと言って良し、、、開き直りじゃないですよ。

しかし何度も触れますが、世界中の様々なユニークなメーカーがこの20年でたくさん消滅してしまったのは悲しい限りです。
アジアの安価な商品が席巻するというのはピアノだけでない現在の商品流通の図式ですから仕方ないかもしれません。

だからこそ今こういうユニークで、かつ変な言い方ですが世間ではあまり商品として見向きされてないかもしれない楽器でも、本当に良いものであれば皆さんにご紹介させていただきたい。

「どんなピアノでもどっか良いところがあって、それを引き出してあげるのが調律師の仕事だ」と父がよく言ってました。
私に残してくれたピアノ屋としての”志”です。
明日、6月6日は”楽器の日”ですが、父の一周忌命日でもあります。

この1年遺志に何も応えられなかったかもしれないですが、これからも精いっぱい頑張ります、、、それが唯一の供養と恩返しです。。。

関連記事一覧

アーカイブ

PAGE TOP