アトラスピアノ

丸裸(!?)の写真でピアノも恥ずかしいかな、、、本日入荷のアトラスピアノ、、、日本製中古です。
静岡県浜松市でたくさんピアノ造ってた頃、当然メーカーもたくさんあったわけですが、純粋に会社の大きさの順番だけで言うと、ヤマハ、カワイ、アポロ(東洋ピアノ)、アトラスと、4番目の会社でした。(1、2は圧倒的に大きかったですが)

で、このアトラス、頼金 正 という人が社長さんで、まあこのひとある意味伝説の人(空手の達人で大酒飲みでもあった)、、、私はなぜか一度も接点無くてお会いしたことなかったんですが、親交のあったうちの親父がよく言ってました、豪快でとてもヤリ手だと、、、まあ親父は同郷人ですからね、、、浜松の人って独特です(悪い意味じゃないですよ)
頼金さんは10人兄弟の6男、男子皆が楽器業界だったってことくらいしか私は知らんけど。

でもどの業界でもそうでしょうがそういう豪快なひとが戦後の日本の成長を引っ張っていったんでしょうね。。。

アトラスはピアノブームに乗って急成長し、またご多分に漏れずその後の時代の波に呑まれて衰退して倒産しちゃうわけですが、工作機械は中国大陸に渡り、今でも同じロゴ、同じ設計で中国の会社として生産されてます。
そういう意味では「日本のピアノ」がまだそのまま新品として残っているといえなくもない。。。

当然今回入荷のこのピアノは「浜松製」、、、頼金さんも親父も鬼籍に入っちゃってますが、私は広島生まれの広島育ちとは言え多少の「浜松人のDNA」もってるわけだし、「志」継いで一生懸命直そう(^^♪

関連記事一覧

アーカイブ

PAGE TOP