折り畳み式鍵盤蓋

たいそうな話ではないですが、ピアノの鍵盤蓋の話。 最近のピアノの中には油圧式のスローフォールというシステムがついているものもあって、鍵盤蓋を閉めるとき途中で手を放しても「バーン!」という大きな音がして落ちるということはありません。 まあ自分で弾いてる最中に閉める人いませんから、これで手を挟んだという話はゼロではないですが30年間の私のピアノ屋人生でもあまり聞いてません。

ですが大きな音がするんで、小さいお子様がいると、お母さんヒヤッとしますね。。。 そういう意味では便利グッズではあります。 もちろん楽器の音には全然関係ないですけど。

で、写真の折り畳み式、、、これはエセックスピアノの写真です。

エセックスはアメリカのピアノじゃないですがニューヨークのスタインウェイの設計だからか、アメリカのピアノに昔から多いこのスタイルです。 Baldwin,Wurlitzer,Kimball,Wyman、、、メーカー問わずみんなこのタイプがありました。 他にもスライド式とかも多くあります、、、ていうかそういう日本人の感覚からすれば”一風変わった”鍵盤蓋のインテリア調コンソールピアノがほとんどでした。 “でした”と過去形なのは、今はオーソドックスな、日本で古くからあるヤマハやカワイの黒塗りアップライトみたいな感じなのがアメリカでも多いようです。

エセックスはアメリカ市場を大きくとらえてるのか、昔なじみのアメリカ人好みな感じのインテリア調がラインナップのほとんどを占めてます。 新興メーカーなのにね、、、今ではある意味もっとも”アメリカ的”ですね、、、なんか不思議な感じ。

ま、いま店内いろいろありますんで見に来てくださいな。。。

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