アメリカのピアノ その③ ロール式自動ピアノ

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さて今日のご紹介は、、、何と何と!珍しいロール式自動ピアノです。。。
通販のコマーシャルみたいな書き出しですみません。
でもそんなワクワクするようなピアノです。

中央の紙のロールにたくさん穴が空いていて、モーターで空気を吸い込んでそこの穴のところの鍵盤が動いて音が出る仕組みです。
ちょっとオルゴールみたいな感じですね。。。
基本一本のロールで一曲です。

歴史は古く、その昔は足踏み式だった時代もあり、多くのメーカーが取り付けていました。
それこそスタインウェイのグランドピアノに付いているものもあります。

ロールの種類は何千とあり、よく見るとお分かりになるのですが、ロールに歌詞が書いてあります。
ホームパーティーとかでピアノを囲んで歌ったりしたんでしょうね。。。
いかにもアメリカらしい明るいほのぼのとした光景が目に浮かびます。

自分の演奏をロールに記録してくれる装置もあったようです。
ガーシュインの演奏も残っています。

今では電子制御の装置がたくさんあるんで、こういうロール式はもう造られてません。
ちょっと寂しいですね。。。

ずいぶん前ですがアメリカで見つけました、、、修理のハウツー本。
中の構造かなり複雑なんですよ、、、数十本のチューブが占領してるし。

それを自分で直そうとするってのもアメリカらしいところですね。
よく映画の中で自宅のガレージがまるで修理工房みたいになってる場面観ますよね。。。
工具いじるの好きな国民性ですかね、、、ってか、基本自分の身の回りのものは自分で修理したりする習慣なんでしょうね。
まあちょっと田舎行くと隣の町まで何百キロって普通ですからね。。。

写真は1975年の Wurlitzer社製。
店内2階にあるんでぜひお越しあれ。。。

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