ドロップアクションのヤマハピアノ

おーーっ! 
思わず感嘆、、、激レアモデルの登場です、、、ヤマハのドロップアクション、、、モデル名S2C、、、高さわずか93cm!(普通のピアノは120~130cmくらいです)
ドロップアクションとは、鍵盤の上にアクション(打弦機構)があるのじゃなく、中間くらいの位置にあって鍵盤で吊り上げてハンマー動かすんですが、、、いや、こんな説明しても訳わかんないですよね、、、自分で読んでもこれじゃ意味不明ですから、スミマセン。

ちょっと複雑なんですが、アメリカのピアノにたくさんあった方式で、ピアノの高さを低くするために使われた機構です、、、というかアメリカ製以外では知る限り皆無。

でもヤマハも少しだけ造ったの知ってました。
若い時何台か見たし、、、しかしその時は別に感動はしなかった、、、何も知らんかったからでしょうね、、、今日は凄く感動してます(また大袈裟が始まりましたね、気にしないで下さいね)
随分私もわかってきたんですかね、、、(とまたロクに知りもせんくせにエラそうなこと言ってますね)

それにしても、アメリカ製のドロップアクションはメンテナンスが面倒なのが厄介ですが、このヤマハはそうでもない!
実に合理的に造られている、、、当時のヤマハの開発者がアメリカ製見てこれじゃマズいと思って改良(?)したんですかね、、、凄いですね、日本人の底力!

外観のデザインは建築家アントニン・レイモンド、、、U3BとかG2Bのレイモンドモデルが有名です、、、いや、マニアックな話になってしまいました。
どれも70年代を彷彿とさせるサイケなデザイン。
何で建築家がピアノ?、、、彼は旧ヤマハ銀座ビルの設計者で、それが縁でピアノのデザインを請け負ったみたいです。
60年代のピアノですからね、、、ある意味時代の先取りでしたね。
しかしいったい何台のレイモンドモデルが造られたんですかね、、、しかも他モデルは末尾がBなのに、どうしてこれだけCなんだろう???
誰かご存知だったら教えてください。

このピアノ、当時いくらだったのか知りませんが、ヤマハといえど全く採算とれなかったでしょうね、、、デザイン料に特殊なアクション、イコール別設計(U3B,G2Bは外装のみ別途造ればよかった)、小さいピアノだから高い値付けはできなかっただろうし、数量効果も期待できない。
どうして造ったんだろ? 謎は深まるばかりだ、、、寝れんくなる(また大袈裟)

これは活字ではご紹介無理、、、少しずつ綺麗にして調整もしていきます(やりがいありそう)から、ぜひ見に来てくださいね。。。

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