ブッタタキ、、、ちょっと古いスタインウェイの脚

そもそもグランドピアノって移動するとき、脚とペダルを外した状態で起こして布団で梱包します、、、その場合ほとんどのピアノはネジを緩めて脚を外すんですが、ちょっと古い外国製グランドピアノの脚とぺダルって、本体にはめ込み式になってるものがあるんで、そういう時は写真のような工具を使って叩いて外すことになります。
まあ工具と言っても大きなハンマーと木片ですが、、、我ながらわかりづらい説明でスミマセン、、、

私はこれを昔から「ブッタタキ」と呼んでます。
ちょっと古いスタインウェイはすべてこれです、、、日本製は古くてもこういうの無いですね、、、いや、同じスタインウェイでもニューヨーク製は結構最近までこれです、、、また余計話が分かりづらくなりました(>_<)

でこれがね、なかなか外れないときがある、、、しかも、メーカー、年代、機種によっては叩かなければならない向きが違ってたりすることも。。。
そういう時は永年の「勘」が頼りです、、、ええんかい??

ピアノの下にもぐって何度も何度も叩くから、当然大きな音がします、、、お客様はあのデッカいハンマーでピアノ壊されるんじゃないかとハラハラされるかもしれません、、ごめんなさい、でも大丈夫です。

今日のはスタインウェイでしたから「向き」もわかってるし、しかも簡単に外れました、、、良かった良かった。。
さて、これからオーバーホール、、、4か月くらいで蘇って戻ってきます、、、いつも言ってますが、「正しい修理」をすればピアノは人間より遥かに長生きできます(^^♪

お宅に眠ってるピアノがございましたら是非。。。

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