20代の時から毎年、海外の楽器見本市に行かせてもらいました、、、メインはドイツ フランクフルトとアメリカ アナハイム。。
当時アメリカからはたくさんピアノ輸入しました、、、Wurlitzer,Baldwin,Story&Clark,Walter,,,などなど、、、今はもうほとんどのメーカーが存続してません、、、悲しい限り(T_T)
はっきり数えてないけど数百台、、、卸はしてないので全て弊社で販売しました、、、直輸入だからお安くできたということもあってか、またアメリカ製売ってる店なんてそうなかったですからね。。。
その中で一番数多く販売したのが写真の「Wurlitzer 2476」、、、ちょっと前に中古で入荷したものです、、、アメリカ製って、メーカー問わずなぜか数字4桁のモデル名って多いんです、、謎。
譜面台の象嵌模様や、スライド式の鍵盤蓋、そして何よりもそのインテリア的なスタイルとチェリーの色合いが人気で、、、私にとって思い入れ深いモデル。。。
こうやってたまに再会する個体があると、とても懐かしく思うと同時に、お互い30年歳取っちまったね、、、とねぎらいあいます(*^^*)
まあピアノは人間より歳とるのゆっくりだから羨ましい(^^)/
それでいたわって再調整して調律して、、、またいつか別れが来るんですが、今回のこの個体、結構長く滞在してます。
ピアノがまた別れるの寂しがってるのか、あるいは私が手放したくなくてあまりお客さんに勧めてないのか、、いや、そんなつもりはないんですけどね。。。
長く仕事やってきて、以前は商売って、ずっとサーカスのロープ走る自転車みたいだと思ってました、、、漕ぐの止めたら落っこちてしまうし、ただ漕いでるだけじゃお客様に喜んでいただけない、、、時々回転したり飛んだりしないと!(^^)!
でも最近思うのは、ロープ上で制止する術を身に付けてきたというかなんというか、決して若い時みたいに冒険できないんだけど、それはそれで何とかやってきてます、、、また偉そうなこと言ってますね(‘_’)
ただ、少しだけ、「ピアノの気持ち」がわかるようになってきたような気がするんです(^^♪