先日来、二つのホールで、コンサートピアノの修理を承りました。1台はハンマー交換、、、そしてもう1台は弦交換です。
どちらも通常の調律調整とは違って、10日がかりのかなりの大作業です。
スタインウェイの修理は、純正部品を使わなければならないのは言うまでもありませんが、ただどこかが新しくなればそれで良いというわけではなく、
メーカーの製造のコンセプトに基づいた、またその個々の楽器の特性を生かした、トータルなバランスの集大成にならなければなりません。
今回はスタインウェイの修理に関しては大御所の、巨匠 松本安生氏にお願いしての作業でした。
匠の技は、実に見ていても気持ちいいもんです。
出来上がったピアノは、本当に生き生きとした音が蘇っています。
適切な修理を施せば半永久的に使用できるというのもスタインウェイの大きな特徴のひとつです。
毎日 夜遅くまでの作業でしたが、そのあとの会食も大きな楽しみでした。