またまた超珍しいのが入荷しました、、、旧東ドイツのピアノZimmermann(チンメルマン)。 奥行145cmのベビーグランド、、、適度に経年変化した色合いの木目や猫脚の外観もリニューアルしてとても綺麗です。
以前にも書きましたが、この頃の欧米のピアノって、それぞれの国柄やメーカーの特色があって本当に面白い。 特に東側のは、工業製品的にはかなりでたらめな造りなんですが、楽器として本当に素晴らしい、、、音楽の神が宿っている。。。 いや、また褒めすぎかもしれませんが私の率直な意見です。
この個体が造られたのはすでにベルリンの壁崩壊後ですから、東西統合後もしばらくは造られ続けていたんですね。
今では多くのメーカーが名前は残ってても生産はアジアってのがたくさんあって、チンメルマンもご多分に漏れず今のは中国製です。 もちろん設計自体もこの頃とは全く違います。
入荷する前からわかってました、、、売りたくなくなるの、、、手放したくなくなるの。 そんなこと言っちゃいけないですけどね、、、お客様に買っていただいて喜んで使っていただくことがピアノ屋の使命ですからね。(大袈裟ですね)
でも、ずっと売れなくてもいいんです、、、そしたらいつか娘ら誰かの嫁入り道具にしてやろう。。。 そんな日もやって来るんかね(涙)