またまた嬉しくなりました。 超超レアなピアノです。 ヤマハのアップライトNo.4、、、ヤマハにもかかわらず私のピアノ屋歴30数年で初めてお目にかかります。 1931年(昭和6年)製。 うちにある昭和14年のカタログに出てました、、、山葉ピアノ ”4” 竪型。 寸法表示が”高サ 四尺四寸五分”ですよ、、、すごい表記でしょ。。。
外装材はこの頃はおそらく無垢の桜材です、、、超重たい!(ちなみに七十五貫、、、いったい何キロなんだろ?) アクション(内部機構)がまたまたちょっとユニーク。 語りだすと紙面が足りないんで写真ご覧ください。
こういうの見るととてつもなく嬉しくなっちまいます。 まだピアノ音楽なんて日本にあまり普及してなかった頃、浜松の職人達が試行錯誤繰り返しながら精魂込めて造り上げていた純国産の”洋琴”です。 カタログと一緒に価格表もあります、、、1850圓。 800圓で家が建った時代にこの価格です、、、どんなひとが買ったんだろう。。。
20年くらい前にレストアしてあるピアノですが、今回また一からやり直して修理します。 出来上がりが楽しみ、、、こういうものは全く商売にはなりませんが、自己満足の世界。