以前にもご紹介させていただいたかもしれませんが写真のこの大きな四角いピアノ、、、その名のとおりスクエアピアノといいます。
１８９４年にアメリカで造られたもので、クナーベというブランドです。
そして当時新品として日本に渡ってきた数少ない、非常に珍しいものです。

その昔、山口ご出身の御仁が渡米して事業で成功し、母校の小学校に寄贈されたとか。。。
当時は莫大な金額だったはずです。
昔はそういう”大物”が結構いらしたんですね。。。

その後ご縁あってこのピアノ、私が生まれる前から弊社にありました。
私の成長を見守ってくれてきたピアノとも言えます、、、親近感。。

それなりにくたびれてはいましたが、数年前にハンマーや弦はヨーロッパでオリジナルと同じものを作製し、響板まで外しての大作業で修理しました。
外装材はローズウッドの無垢材、もちろん合板技術なんてないころですから、材料の木材だけでも凄いです。
新品の時にこういう音を奏でていたであろう、という状態にまで直っています。
弊社2階に展示してますがご覧いただいたお客様はたいがいびっくりされます。

構造的には、、、と語りだすと話がややこしくなりますので、とにかく一度ご覧くださいませ。
先日来、古いピアノばかり載せてますが、新しいピアノも店内いろいろありますからね(^^♪