明日搬入予定ののアップライトピアノを最終調整、、、ヤマハU1Hという、とてもポピュラーなモデルです。
ヤマハのアップライトは基本U1系とU3系（途中U2系もありましたが）があって、高さが１０ｃｍほど違います。
基本設計は古くから脈々と続いていて、それこそ弊社2階の博物コーナーに置いてある1934年（昭和9年）製の　No.100 と基本は同じです。

U1の後についている「H」のアルファベット、これが時代とともにU1MとかU1Aとか、いろいろ変わっていくのですが、なぜか「H」の時代が極端に長い。。。
私自身何台調律したか見当もつかない(-“-)

造られてた当時日本は高度成長でピアノブーム、、、売れまくっていた時代です、、、それこそ生産が間に合わなかったくらい。

最近もピアノ生産は間に合ってないですがそれは別の理由、、、当時みたいに売れてるわけではないです。。

今は中国のピアノ生産が勢い強いですが、間違いなく日本中（ひょっとしたら世界中かも）で最も流通量の多いピアノがU1HとU3Hじゃないでしょうかね、、、

それに、この時代くらいのピアノならたとえ傷んでもまだ修理もそう手間かからないし、海外でも人気ですから現存量でも日本一（あるいは世界一）でしょうね。。。

でもね、そんなにたくさんあっても、こんなに状態の良い中古ピアノってそうそう並んでるわけじゃないですよ、、、手前味噌ですが(^^♪