「外道らが攻めてきたら、イモ引くこたぁねえんで。やれぃ、やりあげちゃれぃ」
いきなりガラの悪い表現で大変失礼いたしますが、実はこれ、広島、呉を舞台に昭和40年代につくられたヤクザ映画、菅原文太の主演で名高き”仁義なき戦い”に出てくる言い回しなんです。
”イモを引く” という言い方をご存知でしょうか?
国語はダメでも、広島弁ならちょっと自信あるんですが私も知りませんでした。
”怖気づく”というような意味で使われています。
サツマイモを収穫するために引っ張るとき、体が後退する様からできた表現らしいです。
古い表現かとも思って母親に訊いてみたら知ってました。。。やはり生粋広島人ですね。
母曰く、「ここら街中はピカ(原爆)でみんな死んでしもうたけえ、他所から来た人が多いいけんねえ、、(広島弁を)話す人が少のうなったんじゃろうねえ、、、祭りとかもねえ、うちらがこまいころはもっと派手じゃったんよ。。。」
そうかあ、うちの子供らも結構私にとっては普通の広島弁を知らなかったりします、、、学校とかであまり使わないんでしょうね。
方言はその地域の文化ですから、私も家ではゴテゴテの広島弁だけで話します(というか他に選択肢ないですが)。
次の世代に伝えていかんとね。。。祭りが寂しくなったのも残念ですけどね。
5月初旬に植えたサツマイモ、今朝出勤前にイモ掘りしました。。。
いやー出来ました出来ました、、、大きなイモがザックザク。。。
引っこ抜くのが大変なくらいでした。
こんな大きいのができるなんて、、、子供たちも大喜び、、それ見て私も大喜びでした。
「おーっ、ぶちでこうて うまげなのぅ、、、」