森の石松

江戸っ子だってねぇ、、、神田の生まれよぅ

先日朝のNHKの子供向け番組 ”にほんごであそぼ” に出てきたんですが、一体何のセリフかご存じですか?

実はこれ、広沢虎造(浪曲師)の有名な”清水次郎長伝”のなかの、森の石松の台詞です。。。
次郎長? 石松? 
浪曲、浪花節といってもあまりなじみがないですよね。。。
もちろん私もそうでした。。

もう何年も前になりますが、友人が100円ショップで面白いもん見つけた、と言って紹介してくれました、、広沢虎造のCD。

私も全くそんな名前すら知らなかったんですが、まあ100円だからと1枚買って何気に車の中で聴いてみると、、、これが実にいい。。。
声といい間の取り方といい、、、さすが名人、日本の話芸そのものです。
この”間”の取り方というのは、ピアニストであれ邦楽家であれ、洋の東西を問わず芸術家が芸術家と言われるポイントの一つだと思います。

たちまちハマって全部買ってきました。。。といっても全部で1000円くらい、、、半年は楽しめました。

なかでも冒頭の台詞の入った”石松三十石船”は、とても人情味あって楽しい話です。
親分である次郎長の代参で金毘羅参りして、帰りの道中 船の中で酔ってはしゃぐシーンです。

実在の石松は侠客ですから、話のようなおっちょこちょいじゃないはずですが、とても巧みなストーリーです。
戦前戦後にかけて一世を風靡したというのがわかります。

久々に帰りの車で聴いてみよっと。。。

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