ハンマーレール

アップライトピアノの中に、ハンマーレールと呼ばれる部品があります。写真の中央の茶色い紙が巻いてある部分なんですけど、いわばハンマーの支え棒か枕って役目ですね。。。

今回弦交換、外装塗り替えの修理でお預かりした50年以上前のプルツナーという純日本製ピアノなんですが、このピアノのハンマーレール、最初の製作時にパーツの段階で保護のため巻いてあった紙が、そのままの状態でした、、、丁寧にくるんであって、部品メーカーから大切に運ばれた感満載の感じですが、それをピアノに取り付ける際に普通は紙外すのに、どうしてこのまま取り付けてあったのかは謎、、、当時の浜松の人の仕事ってこういうことがしばしばあります、、、別に悪い意味ではなく、、おそらく洒落のつもりでしょうかね、、、何人も知ってますからそういう浜松のひと(親父も含めて)((+_+))

別に楽器の機能上何の問題もないのですが、ピアノ折角綺麗にしたのだから、最後にここも綺麗にしとこう、、、この紙剥がせばよいだけ、、、ということでチャレンジ、、、いや紙剥がすだけだからそんな大そうな事じゃないですが、、でもいくつかネジ外したりとかは必要です。

中はさぞかし綺麗な状態かと思いきや、それなりにアルミは変色しています、、、ってことで磨きに苦節30分、、、また大袈裟に言ってますね(‘ω’)

やっぱ綺麗でしょ、、、と得意の自画自賛(^_-)-☆

アップライトピアノの中ですから普段見えるところじゃないですけど、何か気持ちいいじゃないですか、、、50年前の輝きだよ、、それだけの話と言っちまえばそうなんですが、、とにかくピアノ自体、新品みたいに仕上がりました(^^♪
鍵盤は象牙だし、音も良い良い(^^♪、、、これまらまた50年は元気だな!(^^)!

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