スタインウェイM-170 アートケース ルイ15世モデル 2024.1.26

久々にピアノのおはなし、、、ピアノ屋のブログなのに最近いつもジイさんの戯言みたいになってましたから、今日は”真面目に”ピアノのお話させていただきますね(^^)

スタインウェイのM型の、いわゆるアートケース、1926年製でサイズはM型(奥行170cm)、、、通称ルイ15世型と呼ばれるものです、、、何かいきなり凄いの来たでしょ(^_-)-☆
ルイ型ってもちろん今でも新品のオーダー可能(なはず)です、、、納期はおそらく3~4年、、私も今まで一度もオーダーしたことないんで価格も不明、、、ですがどのアートケースでも通常の黒モデルの3倍くらいするはずです。。。
ま、値段気にして買うモデルじゃないんでしょう、、、販売する側でなかったら私にも縁のないお話です(T_T)
40年のピアノ屋人生でもお会いするのはまだ2台目((+_+))、、、だから今回の出会いはとってもありがたいお話(^_-)-☆
素朴な疑問ですがルイさんは何代にもわたっていらっしゃってたでしょうに、15世さんだけがこういう装飾ものの代名詞になられてますね(‘_’)、、、カッコつけだったんですかね!(^^)!

スタインウェイに限らずアメリカ製はラッカー塗装の物が多いんです、、、なんか古っぽい塗装に見えちゃうんですが、そこがまた私のような変態にはタマランのよ(*^^*)
この醸し出す雰囲気の、何とも上品で華麗な事、、、美しく歳を重ねたこの個体の「育ちの良さ」を表しています。
オリジナル塗装だからこその微妙な彫刻のエッジ部分がまた変態オヤジのハートを熱くします、、、上から新しい塗料かけちゃうとなんか違っちゃうんですよね。。。
外装の事ばかり言いましたが、弦やダンパーは新品交換いたしましたし、入念に調整してありますので、このままバンバンお弾きいただけます。

とまあ褒めちぎったわけですが、すでに1世紀近く経っています、、、良いピアノは本当に長生きできますが、スタインウェイは特に耐久性にも優れています。
こういうのは大事に使って後世に残していただきたい、、、ちょっと話は飛びますが、古いロールスロイスでよく言われることなんですけど、オーナー様は「一時預かり人」だそうです。

うん、次の「一時預かり人」様、大募集(^^♪

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